感染予防
感染予防
感染予防は医療機関の基本中の基本です。
医療器具を3つに分類します。メスなど組織中など無菌のところで使うもの、傷や粘膜に接するもの、正常な状態の皮膚に接するもの、に分けます。
組織中など無菌のところで使うものは、使い捨てか、滅菌。
傷や粘膜に接するものは、滅菌。滅菌できない材質のものは消毒。
正常な状態の皮膚に接するものは、皮膚に防御機構がありますので、消毒にします。
滅菌と消毒の違いは、簡単に言えば滅菌はすべての病原菌を殺すこと、消毒はすべては殺せないが残ったものを不活性化はすることと考えてください。
病原によって、消毒薬に対する抵抗力が違うので、消毒の実際はもっと複雑になります。
その上、使う道具の種類が多い上、口の中はほとんど粘膜ですから、歯科の感染予防はより複雑になります。
見えないところですが、医療の基本中の基本ですから、そこは陰できちっとやらなければなりません。